ワコールがWEBサイト
「cocoros―女性の心理と下着の研究」をオープンしました
株式会社ワコールは、2010年5月18日(火)、女性の心と下着の関係を心理学の視点から研究し、その結果に加えてワコールの過去の女性意識調査資料、また下着に関わる歴史資料などを広く社会に公開するWEBサイト「cocoros(ココロス)―女性の心理と下着の研究」を、弊社ホームページ内にオープンしました。
(アドレス:http://wwww.cocoros.jp )
【サイトオープンの目的】
「cocoros―女性の心理と下着の研究」サイトは、「cocoros研究会」における学識者との共同研究を軸に、ワコールが1970年代以降に実施してきた過去の女性意識調査の報告書や、社史に基づく下着の歴史資料などを加えて、それらの情報を電子的なアーカイヴとして公開し研究への活用に供することで、学術的な側面から社会に貢献することを目的としてオープンしました。
□サイトの概要
- 名称:「cocoros―女性の心理と下着の研究」
- 対象:女性の心理と下着に関連する分野の学識者・研究者・オピニオン。それらの研究に共感を抱く業界や一般の方々
- アドレス:http://www.cocoros.jp
- 更新:隔月(奇数月更新)予定
- 管理・運営:株式会社ワコール 広報・宣伝部
- 主な内容
『研究の扉』…女性の『心』研究を巡るミニ講座、共同研究のポイントを解説
『資料集』…共同研究の調査報告書や論文・論考、ワコールの女性意識調査など
『ココロの視線』…時代と女性を見つめるコラム。身近な話題による、当サイトの入口
『言の葉巡り』…下着と心をめぐる、学識者、専門家、ユーザーへのインタビュー
『歴史探訪』…ワコール創立時からの歴史に学ぶ。戦後の女性下着普及のエピソード
【cocorosの設立の経緯と活動内容】
□設立の目的
株式会社ワコールは、「世の女性に美しくなって貰うことによって広く社会に寄与する」ことを目標に、事業活動などを通じて女性の“からだ”と“こころ”を見つめてきました。その視点を“こころ”に絞り、女性の心理に着目したのが、「cocoros」です。変化する社会における女性の心を、心理学を中心とした社会科学的な手法で調査・研究し、社会に向けて情報を発信するプロジェクト(※)として、2004年に発足しました。
「cocoros(ココロス)」のネーミングの由来は、「ココロ」の複数形。女性たちの「心」という意味ばかりでなく「志す」「心する」という意味を込めています。
※注:cocoros(ココロス)は、学識者や社内の担当者が随時参画して推進するプロジェクト名であり、法人格、研究施設、専任研究員等の組織はなく、また恒常的な事務局や会員組織等も有していません。
□cocoros研究会としての活動
主な活動は、社外の学識者との共同研究です。「女性の心理と下着の関係」を解明していくことを目的に、心理学の視点から、学術的な手法で、インターネットによるアンケート調査や各種のヒアリングを行い、学識者による分析や考察を得て、報告書にまとめ、情報を公開します。
その基本テーマは、「なぜ、見えない下着にこだわるのか」。
普段はアウターウェアの下に隠されて、外から見られることのない下着。しかし、見えない存在であるにも関わらず、女性下着はさまざまなデザインやカラーを競い、その美しさや魅力にあふれています。通常、他者からは見えないものであるにも関わらず、心理的に下着の“見た目”にもこだわるのは、なぜなのか。歴史的に、いつからどのような経緯でそうなったのか。その過程には、いかなる心理的要因が介在しているのか…。
2005年には、聖心女子大学文学部教授(心理学)の菅原健介先生を共同研究者に迎えました。そこに随時、専門家や企業担当者が参加することで、『cocoros研究会』という共同研究のためのグループを不定期に形成し、「女性心理と下着」という、これまで学術的にほとんど解明されていなかった分野に、心理学の手法に則った調査研究を実施し、その結果を学会やマスコミに発表してきました。
2008年からは東京未来大学こども心理学部助教の鈴木公啓先生も参加、さらに調査を進め、論文の学会誌寄稿や雑誌連載など、研究成果の文献化にも取り組んでいます。
【参考】
共同研究の過去の発表等
□マスコミへの発表
- 「女性の心理と下着に関する意識調査 〜“お気に入りの下着”と、その心理的効果〜 調査結果」(2007年4月26日発表)
“お気に入りの下着”によって得られる心理的効果を初めて特定した。
- 「成熟世代の“若さ志向”と、からだや下着意識の変化 〜『女性の下着へのこだわりと身体意識に関する調査』結果について〜」(2008年4月16日発表)
女性の年齢意識が、下着へのこだわりや心理的効果にどのように現れているのかを分析。
- 「男性の心理と下着に関する意識調査 〜男性の“気に入っている下着”と、その心理的効果〜調査結果」(2008年9月1日発表)
男性の下着(パンツ)に対するこだわりや心理的効果を考察。
□学会および学会誌への発表
- 第47回日本社会心理学会大会(2006年9月)
- 第48回日本社会心理学会大会(2007年9月)
- 日本パーソナリティ心理学会第17回大会(2008年11月)…シンポジウム話題提供
- 論文掲載『繊維製品消費科学』誌(日本繊維製品消費科学会、2010年1月)
□雑誌連載
朝日新聞出版の月刊誌『一冊の本』2009年7月号から2010年3月号まで、『隠された衣服 …下着にこだわる心』と題して、学識者との共同研究の要旨を、菅原健介教授とcocoros研究会の共著として一般読者向けに連載しました。
この内容は2010年10月頃をめどに、単行本にまとめて出版する予定です。
□共同研究者プロフィール(2010年5月1日現在)
菅原健介 (すがわら・けんすけ)
聖心女子大学 文学部 教授
専門:社会心理学、性格心理学
研究テーマ:羞恥心、自己呈示、自己顕示性、対人不安
著書:「羞恥心はどこへ消えた?」(光文社新書2005年)
「ひとの目に映る自己―『印象管理』の心理学入門(金子書房2003年:編著)
「人はなぜ恥ずかしがるのか―羞恥と自己イメージの社会心理学」(サイエンス社1998年)
鈴木公啓 (すずき・ともひろ)
東京未来大学 こども心理学部 助教
専門:社会心理学、性格心理学、臨床社会心理学
研究テーマ:装い,ボディイメージ、ダイエット、承認欲求
著書:「社会心理学事典(日本社会心理学会 編 丸善2009年)」所収項目「痩身願望とダイエット」
「なぜ人は他者が気になるのか?(永房典之編著 金子書房2008年)」
第10章「なぜ人は痩せたがるのか?」
ワコール:http://www.wacoal.jp/
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