
ロケーション、ポジショニング、装いも新たに
モード・シティ&アンテルフィリエール展“パリ・ヴァージョン2008”
パリ、ポルト・ド・ヴェルサイユ見本市会場で2008年9月6日〜8日まで開催されたモード・シティ&アンテルフィリエール展のパリでの第一ラウンドは、成功裏に終えました。
●出展700 ブランド(アンテルフィリエール325 社)
●展示面積30,000u
●昨年対比25% 増の来場者数
●25,040名のバイヤー(9/6 の来場者9,292名、9/7 9, 693名、9/8 6,055名)
●70%を占めるフランス国外からの来場者
●30%はフランス国内からの来場者
●113ヵ国からの来場者、特に目を引くヨーロッパ北部(ドイツ、英国など)からの来場者の増加
モード・シティ展
来場者の国別トップ10
1. フランス 5,702名 2. イタリア 2,027名 3. 英国 1,119名 4. ドイツ 1,088名
5. スペイン 746名 6. 香港 717名 7. 米国 611名 8. ロシア 506名 9. 日本483名 10. ベルギー465 名
イタリアは不動のトップ、スペインの地位は昨年対比20%の伸びを見せたドイツ、英国にとって代わられました。今回、中国、ポーランドはトップ10からはずれ、ベルギーとロシアに場所を譲った形となりました。ロシアは8位としてベスト10にカムバック、ベルギーは地の利を生かした122%アップという高い伸びを見せました。
このパリでの新しいモード・シティにとって、日本、ロシア、アメリカの主要顧客の動きは、気になるところでした。ドルの下落、石油価格の高騰という逆風にも関わらず、米国からの来場者の減少は1%にとどまりました。11位のオランダの35%増という来場者数は特筆すべきもので、また中東は22%増、東欧は16%増の結果となりました。
モード・シティは、
◇リヨンからパリへと会場を移転することにより、脅かされていた市場にターゲットとなるイタリアのバイヤーの安定した来場を確保。
◇リヨンまで足を延ばす余地がなかった新しいヨーロッパ北部のバイヤーたちをひきつける。
という目的を達成しました。
モード・シティ国際的なプロファイルの質の高いバイヤー
ランジェリーとビーチウェアの小売業という鍵となるセクターからの来場者数が増加し、またプレタポルテ関係の小売業者の来場者数も増加、プレタポルテとビーチウェアのシナジー効果も見られました。
●ランジエリーとビーチウェアの小売業者 19.5%増
●プレタポルテ関係の小売業者 23.7%増
●購買担当者・卸 24.7%増
63%の来場者が、マーチャンダイジング、販売マネージャー、購買マネージャー、コレクション・マネージャーなど決定権者であるということも見逃せない事実です。
3日間にわたって開催されたセミナーには、以下のとおり900名近いプロが集まりました。
プロモステイル社によるマーケティング&トレンド・フォーカス
|
72 名 |
| 小売のアイディア |
57 名 |
| 新しい才能を迎えるにあたって |
72 名 |
| コンセプトパリ社によるモード・シティサマートレンド2009 |
93 名 |
| 注目すべきラウンジウェア市場 |
75 名 |
| コンセプト・パリ社によるモード・シティサマートレンド2009 |
89 名 |
| 私のボディのこれまでとこれから |
58 名 |
| 女性はどこへ向かうのか? |
38 名 |
| グラムールなブランドは伝達手段として美しくスポーティーな女性を探す |
53 名 |
| プロモステイル社によるマーケ子ィング&トレンド・フォーカス |
100 名 |
| コンセプト・パリ社によるモードシティ サマートレンド2009 |
67 名 |
| 中東の夢 |
36 名 |
| ロシアのサクセス・ストーリー |
54 名 |
| インド、女性の国 |
28 名 |
時代の空気を読み、思いっきり吸い込んで、インスピレーションを受けた3 日問。
ファッションショーとトレンド・フォーラムで、最新のトレンドと斬新なアイデアにどっぷり浸ることとなりました。
アンテルフィリエール展
素材展であるアンテルフィリエール展でも、以下のような増加が見られました。
●素材バイヤー 7.6%増
●ランジエリー製造業 4.8%増(仏国外:2%増仏国内: 16.1%増)
●メンズ・アンダーウェア製造業 6.5%増(仏国外:3.5%増仏国内:20.8%増)
●水着製造業 8.1%増
●小売専門店チェーン 20.2%増
●ハイパー・スーパーマーケット 24.7%増
●プレタポルテ製造業 3.9%増
●デザイナー・オートクチュール 27.3%増
来場者の国別トップ1
1. フランス 2. イタリア 3. ドイツ 4. 英国 5. ベルギー 6. 香港 7. 米国 8. 日本
9. オランダ 10. スイス 11. ロシア 12. ブラジル
ここでもヨーロッパ北部からの来場者の増加が見られました。また、ファッション系12見本市全てに入場できるファッション・パスの導入により、フランス国外からの来場者が増え、全体に人の流れが活発になりました。
モードとインフォメーション
ジェネラル・フォーラム:クリスタル・パレスと呼ばれる印象的なガラスの屋根の下、ネオ・セクシーのコンセプトを淡い色合いのモヘア、力シミア、サテン、コットンなどの素材がプリーツ、パッドなどに加工され、感触のよい快適さ、賛沢な柔らかさなどが表現されました。
2009年2010年のトレンドとしては、さまざまな質感で、ディテールに凝ったデザイン、特にデジタル・プリントは、ビーチウェアに洗練、新しいクリエーションというものをもたらしました。色は、アウターに引けをとらない美しく大胆な色合いが特徴です。以下のよう3 つのテーマに沿って語られました。
- レトロなラインをシルク、サテン、ヴ、エルヴ、エツト、プリーツやロマンティックな花柄で表現したモダン・クルティザン(現代的な娼婦)。コットン、ウールなどのファイバーを効果的に使用、ピンクがテーマカラー。
- ミステリアスで、かつ野生の自然と都市の息吹のミックスをフェザー、トリミング、インディゴ、メタルなどのモチーフを使い大きなフオルムで目を奪う表現を見せたバロック-ピースト(バロックな野獣)。ストリートウェアの影響が強く見られ、プリーツ、ラインストーン、コーティングなどの表面加工、薄手のギビュール、刺繍なども注目です。
- 2010 年の夏のプレビュ一、ヤングファッションがテーマ。蛍光色とヴィヴィッドカラーの回帰。ビーチウェアではブラック&ホワイトのオプテイカル・アート風グラフィック、3 次元効果など。ストリートのエネルギーがヘタウマ風、落書き風のプリント柄で、しなやかで遊び心に満ちた太陽を感じさせるライン。ランジエリーでは、小さなモチーフ、マスキュリン・フェミニンのテーマ、タータンチェック、刺繍、レーザーカットなどによる装飾など、文化の融合、原始的なエスニックの中で表現されたエスプリ・ダダ。
ホームウェアでは、エコで高級、自然、快適な素材が注目を集めています。ウールのような毛羽、キルティング、目の詰まったものと薄手のもののコントラストなどさまざまな加工はされていますが、カラーはやはりアンティークなアイボリー。メタリックや、ジーンズ、グラデーションな
どストリートの影響が現代性をプラスしています。
デザイナーズ・テキスタイルのピーチ・アートでは、アーティスティックなモチーフの30のキャノピーが2010年の夏の世界を表現しました。
イノヴェーション・ミーティングでは、ユーロジャージー社のファブリックにより球体のオブジェの下、100を超える最新技術の素材や服飾資材が飾られ、自然、快適さ、環境意識という鍵となるトレンドを展開しました。
スピーカーズ・コーナーは、3日間に渡り7つのテーマを展開、大変な賑わいを見せました。
コンセプト・パリ社によるモードテクノロジー
|
| コンセプト・パリ社によるやや大きなサイズ(MとLの間) |
| フランス色彩委員による色、感情の言葉 |
| DLD コンサルタント社による研究と技術革新 |
| DLD コンサルタント社によるランジェリーで痩せる…ウソ・ホント? |
| コンセプト・パリ社による進化し続けるプリント |
| コンセプト・パリ社による贅沢なエコロジー |
第2 ラウンドは続きます。
■Photo Gallery■
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